特にイベリコ豚(スペインの黒豚)でドングリだけを餌に放し飼いをされた豚、蹄が黒いので、
パタネグラ(PATA NEGRA)と呼ばれる最上級の豚の生ハムをハモンイベリコパタネグラと呼び、他のハモンと区別しています。
特徴は赤身が深いルビー色でとても艶やか。
大皿に放射状に一枚づつ拡げながら盛り付けるのが王道です。
(日本のフグみたいですね。)
ちょっと渋めの赤ワインにぴったりのタパスの王様です。
スペインのタパス(TAPAS)〜ワインのおつまみのこと〜の定番料理のひとつ。
日本ではスペイン風オムレツとして定着しています。
いろいろな具材を入れて卵でとじたもので、具材は各地域、家庭によってバラエテイに富んでいます。
一般的にはジャガイモやハム、ベーコンを入れたものが普及していますが、
カナリアでは特産品のじゃがいも、そしてカラバシンと呼ばれる瓜のような独特な野菜をタップリと入れたものが定番です。
カラバシンは日本にはないようで、一番似ているのがズッキーニ。ですので、
ここではズッキーニを使い、作ってみました。
味的にもほとんど同じなので我が家では特に夏、新鮮なズッキーニが近くの八百屋さんで安く出回る時期に、カナリアを思い出しながら作るメニューのひとつです。
オリーバ(OLIVA)〜オリーブの塩漬け〜
これはピミエント(赤いピーマン=PIMIENTO)詰めのものです。
ほかにもアンチョア(ANCHOA〜アンチョビ)詰めのものとか、種を抜いただけのもの、
種ありのもの、様々なものが市販されていますし、オリーブ自体、いろいろな種類があり、
お好みで各家庭で常に常備されているいわば常備菜のような位置づけ。
自分で漬けたりもして、各家庭で定番のオリーブがあるようです。
オリーブをおつまみに赤でも白でもワインがすすみます。
オリーブもスペインの代表的なおつまみのひとつ。様々な種類あり。
これはピミエント入りです。
スペインの代表的なおつまみ、ハモン!!ピカピカツヤツヤのハモンはドングリの
実だけを食べて元気に走り回っていた黒い蹄の希少な豚の証拠。
焼き上がったトルテイーヤを一人分に切り分けました。
今回はズッキーニがたっぷり。
トルティーヤ
材料(直径24〜25cmのフライパン)
卵 5〜6個
じゃがいも2個
ズッキーニ2本
1. じゃがいもはサイコロ状に切り、素揚げ、塩少々をまぶしておく。
2. ズッキーニはイチョウ切りにし、塩コショウで炒めておく。
3. じゃがいもとズッキーニをフライパンで軽く炒め、そこに溶いた卵を一気に入れる。
4. フライパンの側面の具材を押し下げながら、卵液が鍋肌に流れていくように、
ヘラで調整しながら中火で焼いていく。
5. 卵液が少なくなったら、フライパンと同じくらいのサイズのお皿をかぶせてひっくり返す。
6. 焼けていない部分を下にするかたちで再びフライパンにもどし、中火以下で蓋をして、
中まで完全に火が通るまで焼く。
7. もう一度、お皿をかぶせてひっくり返して出来上がり。
*具材はお好みでハムやベーコンなどを入れてもOK。
*油はすべてオリーブオイルで。
*卵液にお好みでトマト1個を1?角に切って混ぜても美味。
]]>レシピは日本でも手に入る材料、また量的にも(スペイン料理はとてもサイズが大きいので…。)
日本人に適した量に私なりにアレンジしました。
味付けも私の舌?の記憶でこんな味が丁度いい!!という分量にとどめました。
(現地の味付けはちょっと濃いめでしたので)
レシピを綴りながら、お料理を作りながら、お皿に盛りつけながら、当時のことを思い出し、
懐かしさと楽しかった日々に満たされながら、このブログを1ページごと重ねていきたいと思っています。
お料理好きな方、スペインが好きな方、海外旅行が好きな方、
そしてカナリア諸島にご興味をお持ちの方etc…
皆様に楽しんでいただけるようなページを作っていけたらと思っておりますので、
どうぞ宜しくお付き合いくださいませ。